胡蝶蘭の肥料はいつあげる？おすすめのやり方と時期や種類

胡蝶蘭を育てるのには、肥料は必要なのでしょうか？

• 必要な場合は何をいつ与えればよいのか？
• 植物の肥料としてはハイポネックスが有名ですが、胡蝶蘭にも有効なの？

などなど胡蝶蘭の肥料のやり方を知らない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、胡蝶蘭のおすすめ肥料のやり方や時期・注意点についてご紹介しています。

胡蝶蘭の肥料のやり方を知りたい方は必見です。

胡蝶蘭を育てるためになぜ肥料が必要なのか？

華やかな雰囲気を出すことでお祝いなどに用いられる胡蝶蘭ですが、家で自分自身で育てることもできます。

肥料はお花を元気な状態で育てるために使われるもので、しっかりとした花をつけることで見栄えが良くなったりと効果的です。

胡蝶蘭は高級感や華やかさがあるお花ですが、ただ単に日光に当てて水やりをするだけでは弱々しくなってしまうこともあります。

肥料は成長を促すために使うものですが、育成期だけでなく花が咲いてからも使い続け、中途半端な状態にならないようにしたいものです。

胡蝶蘭の肥料にはどのような種類があるのか？

胡蝶蘭をうまく育てるためには肥料を使うと効果的ですが、肥料には大きく分けて液体と固体の2つの種類があります。

液体は固体と違って植え込み材に埋めたり混ぜる必要がなく、水に溶かすだけで使えて便利です。

一方、固体肥料には油粕などがありますがにおいが苦手な人も多く、手間がかかるため実際にはあまり使われていません。

液体肥料はハイポネックスなどが有名ですが、その特徴として吸収が早いため、植え込み材に直接まくだけで使えて手間がかからなくて便利です。

と言ったことから、胡蝶蘭を育てるための肥料としては液体にすると、水の力で栄養を作る特性があるため向いていると言えます。

胡蝶蘭に肥料はいつ頃あげる？時期やタイミングについて

胡蝶蘭に肥料をあげるタイミングはだいたい春から秋にかけての時期になります。

それも一律上げるわけではなく胡蝶蘭の株を見て肥料を与えるかどうかを判断します。

チェックするポイントは新しい根がしっかり伸びている状態であるか？です。

新しい根がしっかりと伸びているようであれば肥料を与えても大丈夫ですが、5月になっても新しい根が伸びていないようであれば、成長するまで肥料を与えるのは待ちます。

なお、

• 冬は胡蝶蘭の株が弱っている時期
• 夏の気温が35℃を超えるような時期

には株が弱っているので肥料は与えないようにしてください。

肥料をあげることで逆に枯れてしまう恐れがあります。

また、開花中（花が咲いている時）の時期も花が落ちてしまう可能性があるので、肥料はあげないようにしましょう。

ハイポネックスは胡蝶蘭の肥料に使えるの？

植物の液体肥料として有名なハイポネックスですが、胡蝶蘭にも使えるのでしょうか。

もちろんハイポネックスも胡蝶蘭の肥料として使うことができます。

肥料には

• 有機肥料
• 化学肥料
• 固形肥料
• 液体肥料

の４種類がありますが、ハイポネックスは液体肥料に該当し、固形に比べ即効性に優れている肥料なので、胡蝶蘭にもおすすめです。

ハイポネックス洋ラン用であれば、窒素、リン酸、カリウムなどの栄養がバランスよく配合された液体化学肥料で胡蝶蘭にも最適に作られていて使いやすい肥料になっています。

ハイポネックスを与える際は、水で2000倍に薄めて1週間に1回株元に、夏場は、2週間に1回与えればOKです。

なお、35℃を超える極端に暑い真夏や、生育が停滞する冬は株が弱りやすくなっているため、避けてくださいね。

胡蝶蘭に肥料をあげるタイミングや量は？

胡蝶蘭に肥料をあげるタイミングと量には注意が必要です。

胡蝶蘭をうまく育てるためには肥料をあげすぎて栄養過多になると株だけが大きく成長し、肝心なお花が咲かなくなって逆効果になります。

このため、水やりと同じようにメリハリをつけるよう心がけ、お花が咲く前の苗の状態確認はきちんと行うことが大事です。

また、お花が咲いたあとは疲れきっているので、栄養過多にならない程度に肥料を与え続ける必要があります。

胡蝶蘭の肥料は栄養過多にならないよう意識し、少なめにするようにしましょう。

液体の場合は1,000～5,000倍に薄め、忘れないよう最適なタイミングを決めるとうまく育てやすくなります。

胡蝶蘭は花が終わったら肥料をあげなくてよい？

胡蝶蘭は、花が終わった後も適切なケアが必要です。花が終わったら、以下の点に留意することが重要です。

1. 剪定（せんてい）: 花が終わったら、茎を根元から切り取ります。ただし、新芽や新しい葉が出始めるまで、完全に剪定しないようにしてください。
2. 水やり: 土が乾いている場合は適度に水を与えてください。ただし、過湿気を避けるために、根腐れを防ぐためにも注意が必要です。
3. 肥料: 胡蝶蘭には成長期と休眠期があります。花が終わった後も、肥料を与えることができますが、与えすぎには注意が必要です。肥料の成分や使用方法には、製品に記載された指示に従うことが重要です。
4. 日光: 胡蝶蘭は光合成を行うため、適切な日光が必要です。直射日光を避けつつ、明るい場所に置くようにしましょう。

これらの基本的なケアを心掛けることで、胡蝶蘭を健康で美しい状態に保つことができます。

胡蝶蘭に肥料をあげるときの注意点

胡蝶蘭をうまく育てるためには肥料のあげ方が重要で、タイミングを理解して間違えないようにする必要があります。

肥料は主に育成期に必要になり、新しい根っこが生えてからあげるようにすることが大事です。

あげる量はなるべく少なめにするよう意識し、温度が低いと苗が弱っているため寿命を縮める恐れがあります。

気温は15度を目安に考えてあげるようにすると成長しやすくなり、春ごろから与えるようにすると良いと言われています。

また、お花が咲いているタイミングであれば十分元気な状態なので、水やりだけして肥料をあげなくても大丈夫です。